一般の個人投資家が取引できる日経225オプションは投資効果が株式とは比較になら
ないほど大きいのですが、
デリバティブの一種ということで危険な取引とされているの
ですが、昨今の金融不安により、こうした傾向がさらに強まっています。
こうした背景には
日経225オプションの特異性が多分にあります。基本的に日経225
オプションは日経平均株価を原始として権利を売り買いする取引です。
そして、
日経225先物と同様に買いだけではなく売りから入ることもできます。しかし、
注意しなければならいのは売りの場合は損失が無限大です。その一方で買いの場合
は権利行使を行わなければ損失を限定することができます。
大きな損失を被ることになるケースとしては、例えば6月限のプットが9000円が20円で
取引できると仮定します。この場合、権利行使日までに
日経平均株価が9000円を切ら
ないと投資した額が全て無くなることになります。
しかし、買いの場合はこれ以上損することはないわけです。しかし、一方の売りの場合
は9000円以下になると差額の1000倍の損失を被ることになります。
ですので、投資金の数十倍以上の損失を一瞬で被る可能性が高いので日経225オプシ
ョン取引を危険視する声が依然として高いわけです。
ある意味では日経225先物以上に投資効果が高いので、こうした点は非常に魅力がある
わけですが、一歩間違えると、とてつもない損失を被ることになります。
ですので、もし、これから
日経225オプションを取引するのであれば、こうした点をしっか
りと考慮したうえで取引されることをオススメします。
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